さて、今回はSMB接続やその他のカスタム設定に向けて必要となる
「Root権限を取得(通称:Rootを取る)」しましょう。
(ちなみに、Galaxy Tabに関する設定メモまとめはコチラ)
操作そのものはすごく簡単ですが、
必ず「Root権限を取得ことによるリスク」を理解した上で実施してください。
メーカー保障対象外となったり、失敗すると端末が動かなくなります。
ちなみに、本稿は「Rootを取るべきだ!」と推奨してはおらず、
僕のように「どうしてもRootを取らないとできないことがある」人向けの内容です。
iOSのJailbreakと同様、「とりあえずやってみたい」という人は絶対にやらない方がいいです。
お決まり文句で大変申し訳ありませんが、
「実施する場合は自己責任でお願いします」。
また、hilock702はRootじゃない状態に戻す方法(Unroot化)を
まだ確認できておりません。「戻せない」前提で以下を進めてください。
(今回紹介するアプリにUnrootボタンがありますが、それで保証が受けられる状態となるか不明。)
■「Root」とは
Rootとは、端末インストール時に登録される管理者権限を持つユーザー・権限の名称であり、
端末に対して「なんでもできる権限」のことです。
ユーザが間違った操作をしても壊れなくするため、
Android端末は一部の操作・処理は実行できないようになっています。
それを無理やりRoot権限取って実行するわけですから、
ある程度の知識が無いとできないですし、
メーカーにとってみれば「ほらー、やっちゃいけないって言っているのに」といわれてしまいます。
参考URL:rootとは(http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20071130/288471/)
■Rootを取る、その後で起こるリスク
Root権限を取ることで何かが起こることはほとんどありません。
大体は「取得した後のカスタム設定で失敗して」エラいことが起こります。
その一例をあげると。。。
- 黒い画面のまま、電源を入れても起動しない(通称:文鎮化)。
- 文鎮化すると、何をしても動かないことも。。。
- 3Gがつながらなくなる/無線がつながらなくなる。
- USB接続が認識されない。
などなど。
文鎮化した日にはテンションが超下がります。
上記のようなトラブルを避けるため、
偉大な先人たちが見つけてくれた手順を必ず調べ、
全く同じ手順でするようにしましょう。
きちんと情報を調べてやれば、何とかなるはずです。
■Rootを取ると何ができるの?
簡単に言うと、下記のような内容です。
(Galaxy Tabでどこまでできるか未調査ですが、一般的な話として。)
- SMBのマウント
- スワップ領域の利用
- SDカードの一部を仮想メモリとして利用することで、アプリが安定動作するようになります。
- フォントの変更
- Androidの日本語用漢字には中国漢字が使われており、たまーに変な文字が出てきます。
これを日本語の文字に変えることができます。
- Androidの日本語用漢字には中国漢字が使われており、たまーに変な文字が出てきます。
- root専用アプリの使用。(スクリーンショットや再起動アプリなど)
- オーバークロックの実施
- CPコマンドの実施
- 携帯電話システムのバックアップ・リストア
- 地域制限されたアプリのダウンロード
hilock702は1・2・4がどうしてもほしかったので、Rootを取得しました。
参考URL:Rootを取ると何ができるの?(http://komugi.net/archives/2009/12/04205313.php)
■Rootの取り方(z4rootの実行方法)
Step.1 XDA developper(Androidのコミュニティ)にアカウント登録する(無料)
z4rootはGoogle検索をすればダウンロードすることもできますが、
最新且つ正規版を落としておく方が安全です。
最新版はXDA developperのスレッドからダウンロードできますが、
ダウンロードにはアカウント登録が必須のため、
画面右上のRegisterからアカウント登録をしましょう。(下記画面参照)
アクセス先URL:http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=833953
Registerボタンのありか:
Step.2 Root用アプリケーション(z4root)をダウンロードする
登録したアカウントでログインした後、下記URLにアクセスしてください。
z4rootのスレッドにアクセスできます。
スレッド下部、「Attached Files」の欄にある
「z4root.1.3.0.apk」をダウンロードし、Galaxy tab(Android端末)にコピーしましょう。
(コピー先はどこでもいいですが、僕は/mnt/sdcard/download/の中にしました。)
Step.3 Galaxy Tab(Android)にアプリケーションをインストールする
z4rootをインストールしましょう。
僕の場合は、「アストロ」というアプリ(無料)を使い、
z4root.1.3.0.apkをクリックするとインストール画面が立ち上がりました。
Step.4 z4rootを起動し、rootを取得する
「アプリ」からz4rootを起動し、rootを取得する。
目的によって取得するRootは変えた方がよく、
一時的なRoot取得で済むもの(フォント変更等)はTemporary Rootを取得し、
ずっとRoot取得が必要なもの(SMBマウント等)はPermanent Rootを取得しましょう。
※当該作業の際、Superuserというアプリもインストールされますが、
Root権限で処理するために必須アプリなのでアンインストールしないでください。
以上です。
まだRootを取得しただけで、Root取得による恩恵は得られていません。
次回、SMB取得にてroot権限の恩恵を得ましょう。
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