作る前に、まずはePubの基本を知り、作るものを明確化しましょう。
(超参考にしたホームページ:電子書籍ファイルePubについて -ePubを自分で作成する- « lab.naoki.sato.name)
■ePubの場合、本を作るために必要なものが増える
まず、本というものは、以下の3要素から構成されていると思っています。
- 文章、本文
- 画像
- デザイン、レイアウト
まぁ、あくまで素人の考えなんですが・・・。
さらに、ePubを作る場合には
- ePubの構成や情報を記載したファイル
(.ncx、.opf、mimetype、META-INF、container.xml) - 表紙画像
- ePub用フォルダ構成
を用意しないといけないです。このあたりを手書きするのはとても大変なので、ePub作成ソフト(コンパイラ)を用意するほうがいいでしょう。
■難しいのはソフトにお任せ!作るのは「本文」「画像」「レイアウト(デザイン)」のみ
どんなものを作るにせよ、難しい部分や自動化できる部分は
全部ソフトウェアに任してしまうのがスマートです。
ということで、ソフトウェアに任せられない、
どうしても人間が作らなければいけないところは以下の通り。
- 文章、本文
- 画像
- デザイン、レイアウト
次は、これらを作るために必要なソフト、
そしてePubを作るために必要なソフトを見ていきましょう。
■必要なソフトの極論はテキストエディタとePubコンパイラだけでOK!でもHTMLは簡単に入力すべき
iBooks用のePubファイルを使っていて、
最も時間がかかったのが「HTMLソースの誤りによるソースコード修正」でした。
通常のブラウザなら見逃してくれるエラーが、iBooksではエラーと大きく表示され
更にエラー部分より後が表示されません。
そのため、このエラーを修正しなければいけなくなります。
できるだけエラーを減らすために、
HTMLソースはソフトウェアを使って書くほうが効率的です。
それも、使い慣れたWord等と同じように。
ということで、以下が必要なソフトです。
(クリックでWIndows用ソフトウェアダウンロード先へジャンプできます。)
- 文章、本文(HTML作成)
- Windows Live Writer
[http://windowslive.jp.msn.com/] - 秀丸などのUTF-8で保存できるテキストエディタ
HTMLソースコードをWordを使うような感覚で作れるのがWindows Live Writerです。本来はブログを書くためのソフトウェアですが、無料&UIが使いやすいことで採用。
但し、後でHTMLファイルをePub用に修正する必要があるため、テキストエディタも用意しておきましょう。
Sigilを使って編集するとCSSが落ちたりしますし、calibreを使ってWord等の文書から変換するとレイアウトが大きく崩れるのでオススメしません。HTMLベースで作るのが一番きれいにできます。
- Windows Live Writer
- 画像
- ペイント[Windows標準]
- JTrim[http://www.woodybells.com/jtrim.html]
画像ソフトは正直なんでもいいですが、一部にモザイクをかけたり、画像の切り抜きをしたりするのにJTrimが便利です。
- デザイン、レイアウト(CSS作成)
- 秀丸などのUTF-8で保存できるテキストエディタ
CSSを編集する必要があるのですが、UIベースでできる良い無料ソフトウェアがありませんでした。。。そのため、テキストエディタをご指名。
- 秀丸などのUTF-8で保存できるテキストエディタ
- ePubコンパイラ
- eCub[http://www.juliansmart.com/ecub]
UTF-8しか使えないのが玉にキズですが、コンパイルが簡単、表紙を作れる、デザイン変えずにHTMLファイルをコンパイルしてくれる、などなど非常に良いソフトウェアです。
デザインにこだわる人はこれを使いましょう。
- eCub[http://www.juliansmart.com/ecub]
では、次項からePubファイルを作っていきましょう。
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