所要時間 | 4~6時間 | インストールだけですが、一日作業と思ってください。 なお、インストールが終わったらすぐにドライバも入れた方が良いです。 |
トラブル発生 | 少し | 順番にやれば大丈夫なはずですが、たまに固まったりします。 |
できる端末 | PC | OS購入編・HW購入編で買ったものが必要です。 |
OSとHW(ハードウェア)が手元にあるでしょうか?
ハードウェアの初期不良(画面がつかない・キーボードが一部動かない等)が無いことを確認しましたか?
準備がOKならば、Windows Home Serverをインストールしていきましょう。
今回はちょっと時間がかかりますので、のんびりがんばってください。
※1:今回、スクリーンショットが必要かと思いますが、全く無く申し訳ありません。
※2:一部X340 Superに特定される解説が入ります。
該当箇所は明示しますので、所有PCの説明書・メーカサポートページをご覧ください。
■Bios設定に入り、AHCIを切る
AHCIとは、HDDの新しい接続方式です。
これを入れてると処理が効率的になるといわれていますが、
Windows Home Serverをインストールするときに手順が難しくなり、
更にあまり効果を感じないので切ってしまいましょう。
(参考URL:きじばと日記: SATA HDDのIDE互換モードとAHCIモードでの速度差検証)
※AHCIが無いPCはこの作業は不要です。
1. 本体を取り出し、PCに電源アダプタ・DVDドライブを接続する。
DVDドライブには電源が必要なものもありますので、確認しましょう。
2. 電源をいれ、すぐにDELキー(X340の場合)を押し続ける
押し逃した場合は、電源をいったん切り、やり直せば大丈夫。
青い画面(BIOS画面)が出てくればOKです。
なお、他のPCだとF2だったりF12だったりします。BIOS起動操作を確認してください。
3. Advancedタブに移動し、AHCI MODEを「Disable」にする
BIOS画面はマウスを使うことができません。下記を使って操作しましょう。
X340以外はAHCIモード設定が別のタブにあるかもなので、探してみてください。
- 移動:キーボードの左右
- 決定・変更:Enter(場合によってはF5・F6)
- 戻る:ESC
4. EXITタブに移動し、「Exit & Save Changes」に合わせて「Enter」を押す
Enterを押したら、PCが再起動します。
すぐに次の操作をしなければいけないので、先に見ておきましょう。
■DVDから起動してインストールを開始する
※Windows Home ServerがセットになっているPCは、インストール不要です。
本項の末にある「インストールが終わったら」に進んでください。
5. PCが再起動したら、すぐにF11(X340の場合)を押し続ける
F11を押すことで、通常の起動ドライブ(本体HDD)以外で起動できるようになります。
この起動ドライブ変更は、PCを初期化するとき等にも使えるので、覚えておいて損は無いです。
6. ドライブ一覧が表示されるので、「USB DVD:~」を選択して「Enter」を押す
表示されない場合はDVDの接続を確認してください。
また、Enterを押す前に「Windows Home ServerのインストールDVDが入っているか」確認しましょう。
7. すぐに「Press any key to boot from CD or DVD....」と出るので、「Enter」を押す
ここは5秒ぐらいしか出ません。急いで押しましょう。
【ここで注意ポイント!】
Windows Home Serverのインストールが始まると
本体に接続されている全HDD(外付けHDDを含む)のデータが消えます。
インストール時に外付けHDDは接続しないでください。
(後で接続してつなぐほうが無事に構築できます。)
■Windows Home Serverのインストール
インストールについて、DELLのサイトにいい説明があります。こちらも合わせてご覧ください。
8. インストールが始まる
まずは「セットアップを初期化しています」と出るので、しばらく待つ
9. インストールの初期設定をする
- 時刻・キーボードを選択しましょう。
- 「追加の記憶ドライブの読み込み」では、本体HDD一つだけ表示されている状態で「次へ」進みましょう。
- インストールの種類は、「新規インストール」を選んでください。
なお、Windows Home Serverがどうしようもなく壊れた時に、ここで「再インストール」を選択することを覚えておきましょう。 - ライセンス条項が出てくるので、迷わず「同意する」を押し、
プロダクトキーを正しく入力して「次へ」進みましょう。 - ホームサーバの名前は覚えやすい名前を入れておけば良いと思います。
あんまり長いと使うときに大変なので、10文字以下ぐらいが良いかと思います。 - ハードドライブのフォーマット画面が出たら、下の方にある「これらのドライブ上のデータがすべて失われることを確認する」をチェックして「次へ」進みましょう。
- 再度フォーマットしても良いか聞かれるので、「はい」を押しましょう。
- 最後に「開始」を押します。これでインストールがガリガリ動きます。
ここまでくれば、後は3時間ぐらい放置します。
何回か再起動すると思いますがご安心ください。
【ここで注意】
なお、インストールが途中で失敗することもあります。
失敗しても起動すればそれっぽい画面で立ち上がりますが、
一部機能が動かないと思いますので、”8”からやり直しましょう。
10. インストールが終わり、パスワードを聞かれたら管理者パスワードを入力する
インストールが無事に完了すれば、「Windows Home Serverのパスワードを入力してください」と出ます。
このパスワードは、「管理者パスワード」と呼ばれる超重要パスワードです。
「文字が多い目(13文字以上)」&「大文字・小文字・数字を含む」&
「管理者しかわからない」&「忘れない」パスワードを入力してください。
忘れると、再インストールする以外に変更する方法は無いと思っておきましょう。
▼(参考)管理者パスワードを使うシーン例
- Windows Home Serverにログインするとき
- クライアントPCとサーバを接続するとき
- 共有フォルダごとのアクセス権を設定・変更するとき(子供に見せたくないフォルダを作るとき、等)
■インストールが無事完了したら
インストールが終わったらWindows Updateを行ってサーバを最新化しましょう。
但し、最初からWindows Home Serverが入っているPC以外は
ドライバが足りず、一部機能が動作しません。
X340の場合は、有線LANも無線LANも動かないので、Windows Updateすらできません。
そのため、すぐに次の「ドライバのインストール」に進みましょう。
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