今回もちょっとお勉強系のお話です。
自宅サーバの快適さに関わってくるのが各装置間での通信速度です。
これが遅いと、動画再生(※)の時に
「動画がカクカクするから見る気にならない。ホームサーバって使えないのね」
と言われますし、
速くするために有線を引きまくると
「線を引っ掛けるからイヤ。ホームサーバが無ければいいのに」
と言われます。(経験談)
※DVDサイズ(704x392)、DivX6.0の1500bps、30fpsでエンコードした動画を仮定
嗚呼、市民権が得にくいぜ・・・(涙)
ということで、将来的にはDVD画質の動画がスムーズに再生でき、
かつ有線をそんなに使わなくて良いような構成にしましょう。
■ルータ⇔クライアントPC間が一番長く移動が多いため、有線に不向き
まずは、ホームサーバの周りの構成とそれらの通信速度を確認しましょう。
例えば、下記は我が家のネットワーク構成の概要図です。
図の中で左に行くほど外部のネットワークになります。
この中で、結構長くなる&場所が決まっていないのがルータ⇔クライアントPC間です。
(上図では、複数台接続用ハブ⇔クライアントPC間)
そのため、ここを有線にしてしまうと、線が絡まったり、家族が引っ掛けたりしちゃいます。
■無線LANにするなら、IEEE 802.11nを使おう
そこで、ルータ⇔クライアントPC間を無線LANにしてしまいましょう。
2010年現在、よく普及している無線LANのルータやクライアントPC側の無線LAN装置はIEEE 802.11gという方式です。
しかし、ルータ⇔クライアントPC間の無線LANが802.11gだと
選択してから再生が始まるまで相当時間がかかったり、再生が結構止まったりします。(実体験)
そのため、(将来的にで良いと思いますが)
ルータ⇔クライアントPC間はIEEE 802.11nにしましょう。
※ちなみに、僕はサーバ⇔HDD間をUSB2.0にしていますが、
ここの速度が遅いと感じたことはありません。
理論値的にも、USB2.0(480Mbps)よりも802.11n(売られているものは300Mbps)の方が遅いです。
■オススメ(というか我が家で実績のある)の802.11n対応機器
では、我が家で実績のある802.11n対応機器をご紹介します。
それが、バッファローのnfinityシリーズです。(メーカの製品紹介ページはこちら)
これであれば、PS3やクライアントPCで、DVD画質のものを快適に見れます。
(もちろん、PCのスペックが十分という前提ですが・・・。)
下記に我が家で使っている製品(実績あり)と、世代の新しいものを記載しました。
なお、このシリーズを購入する場合、最初はルータと子機のセットを購入するのが良いかと思います。(ネットワーク機器はできるだけ同じメーカで揃える方が速度が安定するため)
(セット例:製品購入ページへのリンク(アフェリエイトあり))
- ルータ(大体8000円ぐらい)
- 我が家: WZR-AGL300NH
- 上位版: WZR-HP-G301NH
⇒Amazon購入ページへのリンク(アフェリエイトあり)
縦置きOKなルータです。これを複数台接続用ハブとして使っています。
家のどこにいても300Mbpsを出してくれる、超頼りになるヤツです。
※家は50平方メートルぐらいですが。。。
- クライアントPCにつける用(USB2.0のものは大体3500円ぐらい)
- 我が家: WLI2-CB-G300N
- USB2.0版:(小型)WLI-UC-G301N、(安定)WLI-UC-G300HP、(aも対応)WLI-UC-AG300N
⇒Amazon購入ページへのリンク(アフェリエイトあり)
僕はPCカードスロット版を使っていますが、ネットブックに使い回せず後悔。
USB2.0のものを買うほうが色々使い回せて便利かと思います。
速度は、一度802.11nを体験すると802.11gには戻れないです。
※最近のPCは802.11nを搭載している場合があります。買う前に確認を!
- PS3など、有線LANのクチしか無いもの(大体8000円くらい)
我が家はリビングと電話線の位置関係上、
ルータとPS3が遠いんです。(10mぐらい離れている)
そのため、これを買ってかなり便利になりました。
サーバの動画をPS3で再生したいが有線を引けない人、購入必須です。
我が家の製品名も含めた具体的なネットワーク構成っていります?
必要だったら書きますが・・・。
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